【ご質問】
CSVを使用して帳票を作成しようと思っています。
このとき、テンプレートにCSVのデータを渡すにはどのようにすればよいですか?
【回答】
CSVを使用して帳票を生成する方法として、下記4つの方法を紹介します。
1.CSVの内容(データ)を、テンプレートに固定で埋め込む方法
TextDataset の「内容」プロパティの「タイプ」を「Static」にします。
手順
1) TextDatasetの「内容」プロパティの「タイプ」を「Static」にします。
2)「内容」にCSVデータを入力します。
動的にCSVデータを渡すことはできません。テンプレート作成作業中など、
サンプルデータとして使用するときに便利な方法です。
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2.CSVの内容(データ)を、リクエストパラメータの値として渡す方法
TextDatasetの「内容」プロパティの「タイプ」を「Request」にします。
手順
1)TextDatasetの「内容」プロパティの「タイプ」を「Request」にします。
2)「リクエストパラメータ名」を、例えば「TextDataset1」とします。
この例の場合、 {TextDataset1} というパラメータ名となりますので、値にCSVデータの内容を渡します。
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3.CSVファイル名、またはURLを、テンプレートに固定で埋め込む方法
CSVファイルが常に同じファイル名、または同じURLで参照できる時に使用します。
手順
1)URLTextDatasetの「URLデータ」プロパティの「タイプ」を「Static」にします。
2)URLTextDatasetの「内容」プロパティの「内容」に、CSVファイルのファイル名、またはURLを設定します。
(例)http://172.XXX.XXX.XX/xx/CSV/aaaaaa.csv
この設定で、指定したURLのCSVデータが帳票生成時に使用されます。
「aaaaaa.csv」のように、ファイル名のみを指定した場合は、ODCAW.xml の
ODCAW/ODDS/PATH/DATASOURCE/
で設定されているパス上のファイルを検索し、該当するファイルからデータを取得します。
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4.CSVファイル名、またはURLを、リクエストパラメータの値として渡す方法
CSVファイルまたはファイル名を、動的に渡したい時に使用します。
手順
1)URTextDatasetの「URLデータ」プロパティの「タイプ」を「Request」にします。
2)「リクエストパラメータ名」を例えば「URLTextDataset1」とします。
この例の場合、 {URLTextDataset1} というパラメータ名となりますので、
値にCSVファイルのURLまたはファイル名を渡します。
「aaaaaa.csv」のように、ファイル名のみを指定した場合は、ODCAW.xml の
ODCAW/ODDS/PATH/DATASOURCE/
で設定されているパス上のファイルを検索し、該当するファイルからデータを取得します。
[URL接頭語 / URL接尾語について]
URL接頭語 / URL接尾語は、URL の最初と最後の部分を固定で指定したい場合に使用します。
例えば、テキストデータが「http://localhost/data/」以下に「~.csv」の形式で
配置されることがあらかじめ分かっているような場合に、URL接頭語に「http://localhost/data/」を指定し、
URL接尾語に「.csv」を指定すれば、アプリケーションから渡す値はファイル名のみで済ますことができます。
【参考】
FAQ#328[TextDataset と URLTextDataset の違いについて]
(旧システム FAQ#329)
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